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みんなの思いを倍にして返したい
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●TEXT/HIDEKI ARAKI
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aikoの最新アルバムがこの6月に届けられた。自分の気持ちに正直に書き綴られた詞は、素直さとともに彼女の強さも感じられる。このアルバムと、8月21日に福岡サンパレスで行われるライヴについて聞いた。ー昨年はシングルのリリースやツアーで大変だったでしょ。いつ作ったんですか? 「本格的なレコーディングは今年に入ってからでしたね。私もこの状況でいつ作るんだろうと思ってたんですけど、案外ウチに居ると出来ました。aikoの場合、ウチに居る10〜15分が大事で、例えば朝10時に迎えに来てもらうことになってて、用意が出来たのが9時40分だとすると、その20分の間に曲を作ったりするんです」 ーそれは頭の中に元になる曲がある状態からですか? 「いや、全く無く。詞先(歌詞先行)なので、ピアノを弾きたいと思ったら、すぐに作り出すんですよ」 ー今回のアルバムで、気になったのが『September』なんですけど。 「あの曲はaikoの中でも核になってる曲ですね。例えば、悲しいという気持ちがあっても、それを前面 に出さずに我慢して歌ってみようと思ったんです。もちろん、言葉はそんな気持ちなので、その雰囲気も伝えようと思って歌いました。『September』は、ラジオから生まれた曲なんです。オールナイトニッポンコムのジングル大作戦ってコーナーから。その場で即興で作るんですけど、ディレクターから9月の曲を作ってよと言われて、“セプテンバ- セプテンバー"って歌ったら、いいじゃんって言われて、そのまま図に乗って曲にしちゃいました」 ーそんな突発的に曲が作れると、スランプってないでしょ。 「今は楽しくやらしてもらってますから、今んとこね。今んとこだけですよ。シングル2枚目の時に、もう辞めたいですって泣きながら言った以外はない。シングルって、わからなかったんです。その人のことはアルバムを聴いて全てを知りたいと思う方だから。そんな思いで10曲くらい作っても、首を捻られるばかりで、ドツボにハマって。“キャッチーとか、ポップってなんやねん"って感じでした。その時にスタッフから、『やりたいことをやっていいです。もし外から攻撃されるようなことがあったら僕らが守りますから、音楽を楽しんで欲しい』って言われて、それで力が抜けました。それから素直に作れるようになりました」 ーそんな素直な面が『be master of life』に出てますね。 「これは唯一、ファンや友達、一緒に仕事をしている人に向けて作ったラヴ・ソングです。周りの人が私に気持ちをぶつけてくれるなら、私はその倍で返そうと思っているんです。その気持ちがあるから出来た曲ですね。今までは恥ずかしくて曲にできなかったんですけど、ツアーとかをやってもっとぶつけて良いんだと思いましたから」 ー8月の福岡サンパレスのライヴは? 「インディーズの頃からライヴハウスでやってたんで、それを忘れずにしたい。眩しいセットはあまり組まないかな。なんのわだかまりもなく、楽しかったねって言えるライヴにしたいので、健康管理と体力作りに努めます」 |
| PROFILE/98年にシングル『あした』でデビュー。昨年は2ndアルバム『桜の木の下』がチャート1位
となり、不動の人気を集める。その素直な歌詞は、女性を中心に感動を与えている。6月20日にリリースされたアルバム『夏服』、7月から始まる全国ツアーも注目を集めている。 オフィシャルHP:http://www.aiko.can-d.com |
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