WEB BEA VOICE Vol.266 TOP  BACK NUMBER  ARTIST INDEX  BEA-NET

同じ空の下、博多は愛に包まれて
青空の下、星空のもとで
UNDER THE BLUE SKY,SHINING STARS.

2001.5.3 (The)at 博多港イベントバース
TEXT by SATOMI YAMASAKI PHOTO by TOMOFUMI YAMADA

 博多の街がどんたくの祭囃子一色に包まれた日。博多港特設ステージから多国籍リズムが鳴り渡り、空気と交ざりあって空高く、または波にのって。THE BOOMの音楽がはるか彼方へと響きわたっていった。 「来年は町の大小は問わずいろんな野外でライヴやります」と昨年のホール・ツアーで言った公約通 り“青空の下、星空のもとで”のツアー・タイトルを掲げて全国から寄せられた情報を検討、場所を吟味。それは日本一の清流といわれる四万十川が流れる四国西土佐村や最北端に位 置する北海道稚内だったり。全国各地で普段のホールでは味わえないTHE BOOMを体感できると同時にスタッフの並々ならぬ 努力があって実現に至った。

 マリンメッセ福岡左側スペースに作られたステージ。周りは海、停まっている客船や博多港を行き交う船、ポートタワーとベイサイドプレイスの絶景を背にメンバーは登場し、軽快なリズム『星のラブレター』でこの日の旅は始まった。朝から雨が降ったり止んだりやきもきしてしまう天気も、この旅の始まりと同時に雨も止んで港特有の強風はTHE BOOMへの追い風となっていく。サンバ・ラテン・民族色豊かなリズム、多国籍であって無国籍なブームの音楽は野外で聴くとまた味わい深いもので、単純に“楽しい”ものでもある。帆を揚げて前進あるのみだけでなく『釣りに行こう』ではゆったり帆を休め波にまかせ漂うように、ハーモニカと帆船の汽笛が重なってこの先の旅路の英気を養うかのようだった。「いつもと違う場所で こころで君に逢える〜」(『いつもと違う場所で』)の大合唱は爽快で、お客さんから渡された“博多にわか”のお面 をつけて、ヴォーカル宮沢が『帰ろうかな』を歌った頃には厚い雲の間から太陽がのぞきだした。
『風になりたい』『島唄』と馴染みの曲でこの旅に参加した私達も楽器の一部となって風に溶けていく。スカ・レゲエ・演歌・ラテン・サルサと小刻みにリズムが変化していき、THE BOOM初期の頃の名曲『おりこうさん』の途中、氷川きよしの「やだねったら、やだね〜」バージョンでは妙に盛り上がったり、『都市バス』に狂喜乱舞のアンコール。そして、旅の終り=新しいスタートを予感させるかの如く、ステージにTHE BOOMの4人だけで演奏された『中央線』。同じ空の下、大地に抱かれ、ひとりひとりの想いが昇華していく瞬間。

 「乱暴な言い方をすれば定例化したい、こういった手作りなライヴ、島でのライヴ、九州アイランド!」宮沢氏のことばのように、まだまだTHE BOOMの旅は続いて行く。青空の下でも星空のもとでも、海、川、湖、山、島、森、“自然”という隠し味が加わったTHE BOOMの音が味わえるステキな旅にまた来年も誘って欲しい、また、いろんな旅をしてきたからこそにじみ出るTHE BOOMの音楽を今後も楽しみにしていたい。
M1.MIC CHECK [on the stage now!!] M2.Song.5/M3.DISCO-SOUND-FEEDBACK-OK M4.CAPSULE PEOPLE/M5.DRIVE & RIDE M6.One thing/M7.small circle M8.SHORT RANGE/M9.JENNY M10.ACTION BOOGIE/M11.headrock M12.OhYeah!! Sunday Morning M13.D.T.O.30/M14.チュルル/M15.FELLOW M16.the park/M17.ORANGE/M18.cool stuff