WEB BEA VOICE Vol.266 TOP  BACK NUMBER  ARTIST INDEX  BEA-NET
I think all that punks!!!!
●TEXT/SATOMI YAMASAKI
 5月30日、約1年ぶりとなるニュー・アルバム『NO NEED』を発表したゼリ→。必然的に勢い重視だった1stアルバムとの違いは歴然だ。“翼をくれと叫んでいたあの歌はもう必要ない/鯨が陸を忘れるように俺がこの足で歩けるように”--例えば、11曲目に収録されている『光の残骸』の1フレーズ。今作では、昨年末のライヴでも見られた自ら(=ゼリ→)のアイデンティティーへの想いが、こんな象徴的なリリックをはじめとして全編を通 して楽曲に昇華されている。新しい世代の、リアルなパンク・サウンドが鳴っている。

ヤフミ「1stが俺達の中でも満足いくものが出来て…インディーズ時代からのベスト盤みたいなとこもあって、すごいデカイ存在になってたんですよ。で、それに伴うツアーとかもやって確認出来たこともいっぱいあったし…“伝わってんだな”って。だから2ndアルバムを作るってときに、あの1stを越えないといけないなって気持ちは4人ともあった感じはする」
ユータロー「特に話したわけじゃないけど、個人個人そういうのはあって…まあ俺だったら、ほんとにその曲の持ってるものを引き出せるところまで(曲を)持っていこうって、そういうのをイメージしてた」
ーより自分たちのリアルなところへ踏み込んだ感じはしますよね。
ユータロー「つーか、すげーなんか…普通になってきたなって(笑)。力が抜けたっつったら違うかもしれないけど」
ヤフミ「(以前は)虚勢をはらざるを得なかったというのはすげえありますね。信用出来るか出来ないかわからない人達の世界に音楽を求めて入ってって、全然知らないヤツラの前で演奏したりして…もちろんそういうの含めて(プロの)音楽なんだけど、そういうとこに最初の頃はまだ疑いがすげえあったから。ストレートなこと吐き出してんだけど、やっぱどっか身構えてないと、自分の居場所を確立出来なかったっていうか。そういうのをツアー廻ったりして、観に来てくれるヤツラの声とか聞いて、…もうちょっと素直に俺っていうものを出しても大丈夫なのかなっていうのは思ったし、出したいな、とも思ったし」
ー例えば今回、波とか海とか、水の流れみたいなものが言葉としてよく出てきますけど、それは自分の中ではどういう象徴として捉えてます?
ヤフミ「なんか…今の時代感みたいなのを詞にしたいなっていうのはすごく思うんだけど、最近は“水”っていうのがすごい合ってて、俺の温度感というかゼリ→の温度感に。水って形が変わるじゃないですか、温度によって。水蒸気になったり氷になったり…なんかそういう感じが、ゼリ→には合ってるっつーか…水を欲してるのかわかんないけど、だけど乾いてる世代で…そういう時代感を書きたいなって思ったときに、水に関する言葉がよく出てきてた」
ーこのインタビューが掲載される頃にはライヴは終わってるんですが、ライヴを観た人の心に残してたいものって何でしょうね。
ヤフミ「…『TWO WATER FLOW』をカッコ良くやりたい。ライヴで盛り上がれる曲は他にいっぱいあるけど、ゼリ→がなんで今この曲を出して、この曲に執着してるのか、ライヴ観たら解ると思うから」
ユータロー「あと…俺以外の3人のメンバーに“福岡すげえな”って言わせたい(笑)」

さて、6/17ドラムロゴスへ集まった諸君、今諸君の心には何が残ってるだろう。

PROFILE/ヤフミ(Vo),カズキ(Gu),ユータロー(Ba),コーヘイ(Dr)。95年結成。99年清春(Sads)プロデュースにより『おもちゃのピストル』でメジャー・デビュー。00年4月1stアルバム『RODEO★GANG』リリース。今作『NO NEED』ではダイヤモンド◆ヘッズがサウンド・プロデュース担当。
オフィシャルHP:http://www.jelly-web.com/

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