
Vocal Group vol.11
『SOFT ROCK』1 |
ここ数年、ビーチ・ボーイズの「ペット・サウンズ」が再評価?され、周辺のソフト・ロックにも光があたる様になったし、日本でもようやくゴスペラーズあたりの人気が出てきた。しかし、ビーチ・ボーイズのバイブルとも言うべきフォー・フレッシュメン(ジャズ・ヴォーカル・グループの最高峰)や、彼等を含むジャズ系ポップス系を問わず、コーラス・グループは、相変わらず不遇な状況下にある。高度なヴォーカル・アレンジと、それを完璧に表現するテクニックの凄さは、聴いた人しか解らない。今回ご紹介するコーラス・グループは、10人前後から4人くらいの編成で、バックをつとめるのは主にフル・オーケストラだ。ヴォーカルは勿論、バンドのアレンジにも充分手間とカネが掛けられている。サウンドはゴージャス且つジャズ・フィーリングに溢れている。いわば、洒落っ気タップリで、芳醇なワインの如き大人の味である。昨今のファースト・フード的なポップスに比べ、何とインテリジェンスに満ち、優雅な気分にさせてくれることか。まず、最近の放送局はおろか音楽の専門誌ですら取り挙げられる事が滅多に無い不毛のカテゴリーなのだ。私がこんな音楽に関心を深めたのは、ガキの時代から無類のジャズ・フアンという事もあったが、’60年代までアメリカ軍のキャンプが福岡に在り、専用のFEN放送(AM局)からこんな音楽が夜な夜な流れていたから。一般
のアメリカン・ポップスもリアル・タイムで聴けた。日本でのレコード発売は数ヶ月後だったし、マイナーなレーベルの曲や日本で人気の無いカテゴリーは、未発売で終わる事も珍しくなかった。だから、今回ご紹介する様な曲は、当時(’60年代)日本ではNHKくらいしか買っていなかったと思う。当然ながら、音源になるCDは、ニーズが皆無なので、今でも輸入CDは殆ど売っていない。一度買い損なうと、二度とお目にかかれないので、つい、買ってしまう。さて、この10年間洋楽(POPS)はドン底状態である。30代半ばで急に老けこむ日本人は、音楽から遠ざかり、CDを買わなくなる。一方、若い連中はJ-POPから洋楽へのステップ・アップする情熱が無いので、益々グレードの高いPOPS
& JAZZは日陰の存在になる。何とも情け無い。早い話が、カノ女(カレ氏)も指を咥えているだけではモノにならない。音楽も同じで、こっちから積極的に求めなければ目くるめく官能の世界は永久に訪れないのだ。ナニも音楽も快感追求の為に存在する。一度知ったらやめられないイケナイ世界に陥りたかったら、もっとウラの世界へのめり込みましょう。
文・ジャケット提供/シュンサク兄 |
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1.Four Freshmen/Lullaby Of
Birdland [1962]
このグループのハーモニーこそビーチ・ボーイズ・サウンド゛の基になった。同じキャピトルというジャズ・ヴォーカル屈指のレコード会社だった事もあり、F.F.のハーモニーはB.B.のみならず、あらゆるカテゴリーのヴァーカルに影響を与えた。更に特筆すべきは、メンバー自らトランペットやトロンボーンのアドリブを演奏出来る。ここ数年イギリスEMIから2枚のアルバムをCD1枚に収めたものが発売されているので,輸入盤を扱うショップで比較的入手し易い。グループ結成は1948年。
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2.Johnny Mann Singers/Paper
Doll [1965]
3,4にも共通するが、男女数名ずつの編成から繰り広げられる極めて明るいハーモニーは、お洒落なBGMにふさわしい。この曲は、1942年にミルス・ブラザースがミリオン・セラーをマークした曲で、F.シナトラ等もカヴァーしている。バックを努めているサイ・ゼントナーは、トロンボーン奏者。日本では全く無名ながらアメリカでは人気があった。この音源はアナログで、現在入手不可能。
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3.Ray Charles Singers/Love
Me With All Your Heart [1964]
かのレイ・チャールズとはアカの他人。ジョニーマン・シンガーズと同じカテゴリーのコーラス・グループで、先頃亡くなったペリー・コモ、グレン・キャンベルのTV番組や、多くのレコーディング・セッションのバックを努める一方、こんなヒット曲も出した。(1964年3位
) 音源は輸入CDで入手可能。
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4. Hi-Lo’s/Rockin’ Chair [1955]
日本のグループとは全く無関係で、私には甚だ迷惑千番だ。男性ばかりのジャズ・ヴォーカル・グループで結成は1953年。この曲は「スター・ダスト」や「我が心のジョージア」といった名曲を作ったホーギー・カーマイケルの作品で、前半はゴスペル調、後半はフォー・ビートで抜群のノリだ。1967年にメンバーの2人が男女2人を加えてグループを結成したのが次のシンガーズ・アンリミテットだ。音源はCDで入手可能。
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5.Singers Unlimited/My Foolish
Heart [1977]
このグループは確か2枚くらいア・カペラのアルバムが発売されたと記憶するが、この類稀なハーモニーは日本人には再現不可能かと思う。この曲の音源を収めたアルバムは、全曲がジャズのスタンダードとして数十年以上愛されてきた。ジャズ・ヴォーカル屈指の名盤と言えよう。この曲は同タイトルの映画の為にヴィクター・ヤンクが作曲し、ネッド・ワシントンが作詞をした。是非、カーメン・マックレェの名唱と聴き比べて頂きたい。音源はCDで入手可能。
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| ※他にもランバート・ヘンドリックス
& ロス、アニタ・カー・シンガーズ、レイ・コニフ・シンガーズ、パイド・パイパーズ、ザ・グループ等、ご紹介したいグループが沢山有りますが、紙面
の都合上割愛させて頂きます。尚、次回の7月では「夏」という事で、Beach Boysを中心に特集します。 |
【Gotmany】
1995年4月2日〜2000年3月30日まで5年間にわたってCROSS
FMでオンエアされた人気プログラムがビーボイス誌上で再開。音楽心満載の、雑多で奥深いセレクトが音楽ファン貴重な情報源であった。「ガメ煮」と掛けたタイトルも秀逸。 |
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〜めがねロックの新星、現わる!〜
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ナンバーガール、くるりなどの登場により、一躍その名を世に知らしめた新たなるジャンル(?)“めがねロック”。
そういや、このBV SCREAMINGのY氏もメガネが素敵なミドル・ガイだが今回ご紹介するのは、ヴォーカルがナイスめがねのthe
Jetze Johnson(ジェッジ・ジョンソン)。メンバーは藤戸じゅにあ(Vo)、池橋そういち(G)、中沢だいすけ(B)の3人で、これまでにアルバム2枚、マキシ2枚、Video1本リリース。ステージは編成通
り、ドラムレスで打込みだけど、激しいギター、情熱的なヴォーカル…決して巧くはないんだけれど、何か人の心に訴えかける“強い意志”のようなものが存在しているそんな感じ。ちょっと抽象的だけれど、青さと切なさが混濁したような不思議な激情、ウィーザーとか好きかな、この人たち?ま、欲を言えば打込みよりは生のドラムで演ってくれた方がその世界観をより具体的に伝えられそうな感じだけれど、今後もちょっと注目したいバンドの一つ。今後は6月以降に3rdマキシをインディーズ史上初の“カード型CD”で製作予定とのこと。ちなみに現在は彼らの2nd
Album『ガルバディアン・ストライク』が全国のタワーレコードなどで発売中。福岡だったらカメレオンレコードなどでも取寄せ可能かも。興味を持った方は是非、聴いてみてみてチョ。
というわけで、来月もいろんな現場潜入してきやす!
P.S ミッシェルの代々木フリー・ライヴも凄かったよ!!
文/なかしまさおり --http://rockets.cool.ne.jp/--
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the Jetze Johnsonの3rdマキシシングル『ガルバディアン・ストライク』
\2,500(tax in)Now on sale!
公式サイト:http://www.jetze.net/
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◆今月の現場リスト◆
◆4/25 Call me(PLANETS GROOVE,MIX-UP,ALMA,WESTRAL,Schlaf)
◆5/5 au presents LIVE RECOMMEND (BULLSHIT,BEE'S KNEES,BOMB FACTORY他)
◆5/14 MIO
◆5/21 the Jetze Johnson,bugy craxone,S.L,backdoor
◆5/23 thee michellegun elephant
◆5/23 WINO
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