WEB BEA VOICE Vol.267 TOP  BACK NUMBER  ARTIST INDEX  BEA-NET
切り拓いていくのは好きです、昔のロックの人がそうだったみたいに
●TEXT/SATOMI YAMASAKI
 個人的に、蝶にはとても劇的なイメージがあった。姿形や習性、舞う姿も。なので今回のCASCADE のアルバムには、タイトルからして大いに心惹かれるのである。どこか不思議な雰囲気を漂わせながら、アヴァンギャルドとポップの間を縫うように暴走する、まさに“抑制制御の効かない蝶特急”=CASCADE。めっちゃ素敵。

ー前回の取材の時HIROSHIさんがどんどんアイディアが出てきて、形にするのが大変と仰ってたのがこうなるとは。
MASASHI(以下M)「そうすね(笑)。『Sexy Sexy,』作ったとき、みんなで話してたのは・・・洗練された感じとか、ハリウッド映画っぽい感じとか。で、『STRAWBERRY MOON』のときもやっぱりそんな感じがあって」
ー蝶って言葉に繋がるところはあったんですか?
M「このアルバムは、目標、終点とかじゃなく、CASCADEやってきた中の一つの経過点、みたいなとこでいきたくて。それが『BUTTERFLY LIMITED EXPRESS』。何かに向かっていろんなものを通過してる途中の超特急、という。で、その“超”を“バタフライ=蝶”に変えて、よりファンタジックというか、エンタテインメントな感じに。そこが突破口になってまた新しいアイディアが出てきたり」
ー久保さんの存在とか考えても、もっと『Sexy〜』寄りなものになると思ってたんですけど、聴いてみたら“なんだ!このイントロ”とか、ばっかりで。シングル2曲の異様なポップさが、逆にアヴァンギャルドに聴こえる(笑)。
HIROSHI(以下H)「あー、基本的に僕達、アヴァンギャルドなものとポップなものを行き来してるというか。面白くてカッコ良い、みたいなとこがありますよね」
ー今回の欲求としては、まず何があったんですか。
M「ん〜・・・やっぱり自分達の作ってきたものを壊したい、みたいな。だから、その瞬間に思いつくものを構築していって、また新しいものが出来てって、で次はまたそれを壊して。そういうのが好きだから」
ーCASCADEって枠自体が無いに等しい。
M「僕らのなかではすっごく大きな枠になってますね。何でも思いついたことやってみちゃうタイプ。その瞬間の自分達が一番楽しんでるっていう意味でのテンションを、出てくるいろんなタイプの曲と合わせて、どんどん上げていきたいし」
ーいろんなタイプの曲ってとこで、そういえばアレはどこから・・・
H「アレ、TAMAちゃんのアレですね(笑)」
ー“アレ”で通じるぐらいにツッコミどころになってるんですか(笑)、『恋は変じゃない』は。
M「(笑)元々即興でなんかやる?みたいな話で出来てたんですけど」
H「最初聴いたときはどうコメントしていいのかわかんなかった、びっくりして(笑)。でも後々考えてみると、アルバム全体が緊張感ある中で、あの位置で聴いて思わず笑っちゃうようなホッとする人と、逆にすげーキレてんなって、もっと緊張感覚える人と両方いると思いますよ。僕がどっちかっていうのはノーコメントですけど(笑)」

7/29横浜ベイホールより全国9ヶ所でのライヴツアーをスタートするCASCADE。福岡は真夏のZepp!「海近いですよね。・・・CASCADEと海・・・いい感じじゃないですか(笑)」(MASASHI)「去年百道浜でバーベキューしたんですよ、ほんと“CANDY BEACH(アルバム収録曲)”って感じだった」(HIROSHI)「CANDY BEACH!じゃそういう感じで(笑)」(MASASHI)
オフィシャルHP:http://www.cascadehp.com/

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