WEB BEA VOICE Vol.267 TOP  BACK NUMBER  ARTIST INDEX  BEA-NET
純粋に音楽にパワーがあって
イマジネーション信じたい気分
●TEXT/NAOMI KUBOYAMA
 「自分達がすごく力のある曲を作りたいと思っていて、目の前がパーって広がるような可能性、ずーっと遠くを見ているような、そういう曲今聴きたいよねって。自分だって行けるかもっていう信じる瞬間を曲に留める事が出来たら、自分達にとっても広がっていくんじゃないかって」
ヴォーカルの原田郁子が語る通りニュー・シングル『サラウンド』からは、どこまでも広がっていく爽快さと歌の持つパワーがしっかり伝わってくる。
今回初めてプロデューサー亀田誠治を起用し、彼のやり方でやることで背中をぽーんと押してもらって、難なく一歩先へ進んだクラムボンがいる。決してそれは亀田色に染まるのではなく、しっかりした3人のアンサンブルと誰が参加しても絶対に良くなるという確信があったから。


ー今回プロデューサーを起用した理由って特に何かあったんですか?
「行き詰まって助けて欲しいっていうのではなくて、最初から『サラウンド』みたいな曲作りたい、ストリングスも入れたいと思っていました。3人で音出すことが当たり前で1番自然なやり方だったから、次もそれで出来るんだろうけど、いつまでも同じ所にとどまれない。自分達の幅を広げたいと思って。今までは作業分担制で個々が納得いくまで丁寧に作りこんでいたけど、でも“絶対バンドは一緒にやった方がいい”と亀田さんに言われて一発録りしたことで、勢いも粗さもその場の臨場感っていう気持ちを実感出来た。良くライヴとCDはなんか違うよねって言われてたことも“あ、これなんだ”ってわかった」
ー亀田さんにいいツボを押してもらって、今までよりライヴ感が増して、そして“歌”。原田さんの“声”が前面に出ているのと詞の世界も個人レベルから大きなものへ広がった感じがします。
「あれギター居ないんだっていう3人編成でサウンド的におもしろくしようと思っていても“歌の力”ってあると思う。先に曲が出来て、それを活かすも殺すも歌詞だから、初期の頃は自分の中に溜まってる物を吐き出して書いてた。今は“私が、自分自身を見て”というポイントから元々持ってるメロディに忠実になったと思う。個性・自分探しは今でも続いてるけどそれだけじゃダメ。もっと大きな気持ちになれるものいろんな入口出口はあると思う。純粋に音楽にパワーはあるって感じで、今は簡単に意味を知れる時代だけどイマジネーション、音楽、見えない物を信じたいって気持ちは持っていたい」
 豊かなリズム繊細なストリングスにのって、解放感たっぷりの歌はとってもピースフルな気分にさせてくれる。CDとライヴの距離間も縮まって、衝動であったり日常の淡々としたものだったり、アルバムでもいろんな感情を音でみせてくれそうだ。「年内確実に福岡でライヴやらせて頂きたい」というその言葉通り、ライヴも決定!ロゴスをどんな風に“サラウンド”してくれるか楽しみ♪

PROFILE/ミト(Ba)、原田郁子(Vo&Piano)、伊藤大助(Dr)1999年『はなればなれ』でデビュー。印象的ヴォーカルと3人が織成す音は聴く者を魅了する。シングル『サラウンド』はただ今パナソニックMDコンポCMソングとしてもオンエア中。8/22にマキシシングル『残暑』、秋頃には3枚目となるアルバムもリリース予定されている。
オフィシャルHP:http://www.clammbon.com/

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