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いろんな物がそぎ落ちたシンプルなアルバム
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●TEXT/HIDEKI ARAKI
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オリジナル・アルバムとしては99年の『HEAVEN』以来となる『I'm
all right』を6月21日にリリースしたJAYWALK。昨年のアニバーサリー・イヤーに2枚のベスト・アルバムをリリースし、自らのスタンスを改めて確認した彼らが、このアルバムと共に21世紀へと漕ぎ出した。−このアルバムには、若さゆえのほろ苦さや俯瞰した曲など、20年間の経験が凝縮されている気がしました。 中村「今回は、JAYWALKとして最後のアルバムを作るとしたら、どんなモノを作るかってところからスタートしたんですよ。多分、いろんな物がそぎ落とされて、僕たちなりにシンプルになったと思うんですよ、テーマにしても、音作りにしても、それから言葉にしても。去年20周年で、リクエストで選ばれた曲をアレンジしたベスト・アルバムを出したんです。その作業などを通して“JAYWALKってなんだ”っていうのを考える1年だったんです。それでシェイプアップされた気がします。まだ、客観視することは難しいんですけど、そんなことは感じますね」 中川「今回のレコーディングで一番感じたのは、JAYWALKの作品の中から出て来るヒューマニズムみたいなもの。大きすぎて漠然としてますけど、何年経っても変わらないこのテーマを消化して、次の世代に伝えて行きたいと思います。また、そんなJAYWALKファンの第2世代に伝えられるという手応えもあります。JAYWALKのロックを通して、そんな曲を新しい音楽ジャンルに出来ると感じたんです」 −歌詞の言い回しが、シンプルになりましたよね。 中村「歌詞がわかりやすくなりましたね。前は歌詞の中に比喩がいっぱい詰まってたしね。今回はそれがあんまり見当たらないし、ストレートな言葉を使っている。春のライヴハウス・ツアーを初めてアルバム発売前にやったんですよ。それは僕らの新しい試みだったんですけど、そこで新曲のメッセージが伝わったので、改めてアルバムの曲の良さを感じました」 −昨年のベスト・アルバムで、JAYWALKがリセットされて原点に戻った感じがしました。 中村「そうですね。かつてライヴハウスで培ったものが大きかったですしね。昔からホール・ツアーをコンスタントにやれるようになって、ライヴハウス・ツアーをやりたいと思ってたんです。それが今年やっと実現しました」 −7月11日にシングル『Step by step』がリリースされますね。20世紀のままのJAYWALKだったらシングル・カットは『空っぽの部屋に忘れたものは』だと思ったんですけど。 中村「ピンポンです。候補が幾つかあったんですけど、第1候補はそれでしたね。アルバムを作って、ライヴをやってって時間が経つに連れて、候補が変わりましたね。それだけでアルバム1枚作ったくらい疲れましたね。 中川「4転はしたでしょうね。感覚的には20転くらいの感じですよ(笑)。でも、すごく充実してましたね。見つけたいものを探し当てたような」 −この曲が21世紀へ向けた意志表明だと感じました。 中村「今回のアルバムには、そんな曲は多いですね。『不完全な俺たち』などもそうですし」 |
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PROFILE/昨年で20周年を迎えた日本を代表するロック・バンドのひとつ。ほろ苦いラヴ・ソングや男を感じさせるストレートなロックが特徴で、『何も言えなくて…夏』をはじめビッグ・ヒットも数多く持つ。98年から新たに中川謙太郎が加入し、ツイン・ヴォーカルとなり、その魅力が増した。 オフィシャルHP:http://www.jaywalk.co.jp/ |
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