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| 北九州ロックの血を受け継ぐ、若きシンガーソングライター |
| ●インタビュー・構成/SATOMI YAMASAKI |
今年4月、シングル『Carey』でデビューしたシンガーソングライター、小久保淳平。北九州市小倉で生まれ育った若干19歳。まだ少年のあどけなさを残した、若武者のような精悍な顔つき。野太く、少しハスキーな、男臭い声。これだけで、実は私の中での北九州男児像にかなりドンピシャなんだが、2ndマキシ『僕の唄』を聴いてちょっと驚いた。ハイテンポのストレートなロック・チューン、ギターのエッジの立った、ダイナミックなサウンド、そして19歳の今を生きる精一杯の理由が詰まった歌詞。彼は、音楽的な部分でもギルカバー&ザ・モンキーやデイズ・チャンネル等に通じる北九州ロックの血を、その体内に力強く脈打たせている。最も、当の本人はそのことについては全くの無自覚で、前出のバンドさえ知らないと言うから、尚更に北九ロックの血というものはスゴイもんだなあとあらためて思う。
「元々なんか特別な音楽との接し方してたわけじゃないんですよ。高校時代は西小倉駅前にあるWOWとかで演ったりはしてたけど。でもあんまりちゃんとバンド組んで、とかじゃなかったですね。だから自分でデモテープ作っていろいろ送ってたら今の事務所の人が“イイね”って。それから高校卒業するまで小倉在住のまま育成、みたいな感じで」 この『僕の唄』の中で彼は“声嗄れるまで歌を唄うとしよう 花枯れるまで歌を唄うとしよう 声が届く日まで 笑える日まで 歌を唄うとしよう”ときっぱりと歌い切っている。バンドではなく一人のヴォーカリスト、シンガーソングライターとして歩んで(小久保流に言うなら、船を漕いで)いくことを選んだのはどうしてなんだろう。 「別にバンドが嫌っていうことではないんですけど、なんか最初から“歌”っていうところでのやりたいことを全部やりたかったから。それで、東京来てこの曲を作って、唄ってて、ホントに“僕の唄”っていうこと、歌を唄うっていうことをわかったような気がするんです。今唄うべき歌だと思うし、僕が今唄いたいのはやっぱりこの唄だと思う」 若さゆえの青さと、若さだけではない歌への情熱が相まって生まれてくる小久保淳平の歌は、荒削りだからこそ心の端々に引っ掛かって痛切な爽快感を残す。偶然観たデビュー直前のライヴでは、彼は自分の歌と必死に格闘しているような印象を受けたけど、きっと今の彼のライヴはもっと単純にカッコ良いものだと思う。自分の歌と精神と肉体を確信をもって曝しオーディエンスの気持ちに喰いこんでいくんだろう。見逃すべからず! |
| PROFILE/81年11月1日生まれ、北九州市小倉出身。15歳の時にギターに触り、高校に入って作曲活動を開始、シンガーソングライターへの道を志す。01年4月シングル『Carey』(キャリー)でデビュー。現在CROSS
FM「BRAVO CALLIN’」内にて毎週木曜日20:30〜20:45でレギュラーコーナーを担当している。 ■小久保淳平オフィシャル HP http://www.kokubojunpei.com/ http://www.toshiba-emi.co.jp |
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