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二者二様なブラボー・ヴォイス
CROSS FM BRAVO SUPER CHOICE VOL.1
2001.7.27(fri) at DRUM Be-1
TEXT by NAOMI KUBOYAMA PHOTO by YUKINO NAKANISHI

 CROSS FMが新しくスタートさせた良質のイベント・ライヴ、その名も“BRAVO SUPER CHOICE”。
その記念すべき1回目は今年1月『咲イテ』でデビューした岡北有由、4月に『蕾』でデビューしたLitaというラインナップ。福岡初ライヴというこの2組がどんなブラボーなライヴを展開するのかと期待を胸に会場へと向った。
 それぞれのプロモーション・ビデオが流れている中、ふと聴き慣れたCROSS FMジングル。共にナビゲーターの吉村昌広登場!饒舌なMCでフロアのテンションが高まる。
 まずはLita。アコギとヴォーカルというシンプルなスタイルで2曲。そしてドラム、キーボード、ベースのサポートも加わり、音の厚みを増していく。独特なメロディはどこか懐かしさと共に陰をも感じ、心情を吐き出し歌うヴォーカルはライヴが進む毎に身体に打ち響いていく。メンバー全員、胸に黒い雨のロゴが縦に入った黒Tシャツ。その背中には小さく「利他魂」の文字が。これからいろんな魂の歌がLitaから生まれていくのだろう、そう感じさせられた。
 そして軽い転換を済ませ、いよいよ岡北有由登場。生まれが福岡は小倉ということでご親族やおばあさまが見守る中、ステージに一人ギターを抱え、弾き語りで始まった。J-PHONEのCMソングとして『咲イテ』がオンエアされ、CROSS FMヘビーローテーションで『灰色ラブソング』。『わたし』は先頃までドラマ「OLヴィジュアル系」テーマソングとして使われ、耳にすることも多かった。
アメリカ留学時、つけていた日記を元に歌詞を書いたという。日記というのはその人の内面にあるもの、本質を曝け出し綴るのが性で、そういった意味でも彼女の基礎となるものが一連の作品の中に込められていてる。
2曲目からはベースが加わり今回はこの2人編成のシンプルな形でライヴを進めた。シンプルなほどごまかしはきかず、より一層、技量声量が問われるものだが、堂々とギターと歌を響かせる姿が印象的だった。湿度の少ない乾いた大地を彷彿させるメロディと自己を綴った詞は彼女の音楽の源をしっかりと見せてくれた。
 9/17にはDRUM Be-1で初ワンマンが決定している岡北有由。その時はバンドとしてライヴを行ない、音の厚みが増すと同時に彼女の歌もより熱く深く磨ぎ澄まされ、鳴り渡るだろう。気負いも飾りもない彼女の素顔が良く見える『わたし』がバンドでどう表現されるのか、今から楽しみだ。
 
[Lita] M1.22/M2.飛べない鳥/M3.蕾/M4.qoopee M5.バニラの憂鬱/M6.マンネリズムの夜 M7.黒い雨…/M8.ADD [岡北有由] M1.no one without someone/M2.わたし M3.1+1の分離/M4.灰色ラブソング M5.Sequela/M6.消化呼吸/M7.咲イテ M8.ほんとのもの/M9.眠り姫