WEB BEA VOICE Vol.268 TOP  BACK NUMBER  ARTIST INDEX  BEA-NET

僕らが出会ったHEAVEN GOD CITYで
20年目のロックンロール
"FM FUKUOKA presents LIVE IN GAYA 01
THE MODS TOUR 〜DO YA LIVE!!"

20017.10(fri) at イムズホール
TEXT by SATOMI YAMASAKI PHOTO by TOMOFUMI YAMADA

 20年--産まれたばかりのBabyも成人するほどの膨大な時間。
その時間を不動のメンバーで享受し続け、今年デビュー20周年を迎えたTHE MODS。
いつも以上に待ち焦がれた20年目の帰福ライヴの会場には、老いも若きもTHE MODSにロックンロールの洗礼を受けた者たち。数日後に迫った追い山の掛け声よろしく、“モッズ”、“森山”コールが沸き起こる。
ステージ上のスクリーンにバンドの軌跡を記したフィルムが映し出され、場内は一触即発状態、トリ肌もの。
そして、この夜のロックンロールの奇跡は、彼らのデビュー曲『崩れ落ちる前に』で幕を明けた。
フル装備のターボ・エンジンをふかせて、一気に加速化するバンド・マシン。
“ライジング・サン”へ向かうが如く、新作からのナンバー、そして『HEY! TRAVIS』をノン・ストップでブッ飛ばす。
滾る血が注がれた血管が激しく脈打ち、全身を熱くする。
森山氏の「ただいま」の言葉に目頭も熱くなる。
中盤、苣木氏ヴォーカルの『GAULOISES SLICK』や『JUST SAY FUCK NO』と、大地の雄叫びが轟くようなビートとグルーヴに、マシンガン・ギターが炸裂する。
森山のシャウトに、中指を突き立てるその姿に、自分の生き様を問われているような緊張感が走った。
逆境さえ覆す屈強な魂が鳴らすバンド・サウンドのリアリティーに、拳で応えるオーディエンス。
そこに築かれた絆の強さに圧倒されることしばし。
「この町のことを想って作った曲を」と歌われた『WALTZ』に、たゆたう叙情が会場を包み込んだあとは、ここにきて眼光さらに鋭い北里氏のヴォーカル・ナンバー『POGO DANCING』で終盤戦に突入。
嬉々と、猛り狂ったように容赦ないロックンロールの風が吹き荒れる。
“生きることを熱望している”者たちの、ピカピカに磨かれたスピリッツとエナジー溢れる『DO YA LIVE』は、まさに今のTHE MODSに相応しい楽曲だと心底思った。
 2回目のアンコールを前に、森山氏が「20年演ることよりも、20年間好きなモノがあったことのほうが大切だと思います」と言った。
ああ、そうか。
ロックンロールに魅せられギターを手にした少年と同じ目線で、同じパッションで演っているから、成熟してもブルースじゃなくソウルじゃなく、THE MODSはずっとロックンロールであり続けるんだ。
『TWO PUNKS』『NAPARM ROCK』、そして予定外の『LOOSE GAME』を終え、男達はこの夜の伝説を完璧にした。
だが、THE MODSという伝説はまだまだ終着などしない。
M1.崩れ落ちる前に/M2.9days wonder/M3.Let's Rock M4.HEY! TRAVIS/M5.COOLサムライ/M6.GAULOISES SLICK/M7.HIT THE TOWN/M8.GUNSLINGER ROCK/M9.JUST SAY FUCK NO/M10.WALTZ/M11.POGO DANCING/M12.SPICY SPUNKY PUNK/M13.LONDON NITE/M14.DO YA LIVE
EN1-1.激しい雨が/ EN1-2.COME ON DOWN/We are The Mods/EN1-3.他に何が
EN2-1.TWO PUNKS/EN2-2.NAPALM ROCK EN.LOOSE GAME