WEB BEA VOICE Vol.268 TOP  BACK NUMBER  ARTIST INDEX  BEA-NET
ベテランのようやけど
こっからが始まりやから
●TEXT/NAOMI KUBOYAMA

 80年代後半から色んな要素を取り入れやってきた音楽はソウル・フラワー・ユニオンの血となり肉となり最高傑作と言えるアルバム『Screwball Comedy』を産んだ。音楽のキャリアと姿勢に敬意を。そして次へとキャラバンは進む、ロックンロールと共に。

ー資料にある中川さんの言葉「最高傑作!生き残った者達の宴の為に。朝焼けに乾杯を!旅立ちに祝福を!」これが1曲ごとに表れているし、とてもライヴ感あるアルバムです。
「どれもここ2,3年の間ライヴの中で練られたもので、名盤が出来る確信があった。楽曲にも自信あったし、バンドも良い状態やし、特にアルバム・コンセプトはないねんけど、今のソウル・フラワー・ユニオンのエエ部分をしっかり押さえさえすればそれはもう2001年最高の日本のロックンロール名盤やろうって(笑)」
ー今までの歴史というかやってきたことがあるからここで原点回帰というか楽しくやろうじゃないかっていうのを音の一つ一つから感じます。
「背伸びしてないってことやな。確かに曲作りの最初の方は色々これはゴスペル、アイリッシュ、80'Sロックンロールって言うような、いわゆるレッテルはあんねんけど、ライヴやレコーディングの頃になるとそんなこと忘れて、ソウル・フラワー・ユニオンの音楽をやってるってことしかない」

ータイトルが『スクリューボール・コメディ』これから「ひねりのきいた宴」というのを連想したんですけど。
「タイトルは響きがいいなって思ってん、本を読んでて。1930年代ハリウッド映画のジャンルで、主役のカップルがいてそれを3人目の悪女タイプが絡んでいつも掻き乱すドタバタ喜劇のこと。アルバム・タイトルというよりソウル・フラワー・ユニオンのキャッチ・コピーやね。アルバムをどう思うかは個人の自由で色んなことを感じて欲しい」
ー色んなこと想像出来ますが、1曲目の『サヴァイヴァ-ズ・バンケット』は特にインパクトが強いですね。
「どんと(ボ・ガンボス)のことを歌おうとしてるよな。で、何か自分ら流の葬式やりたいっていう曲。これを言語化するの難しいんやけど、形態はロックンロールでやりたいって思ってね。生き残った者が、さあ明日からどないしましょってドンチャン騒ぐのが俺ら流の“お通夜”かな」
ー色んな思いがある曲を引っ提げて9/20 DRUM Be-1ライヴ、全国ツアー初日が福岡ですね。
「初日だから二日酔いじゃない(笑)。毎回一見さんにむけてエンターテイメントやるってコンセプト、その時は山口洋がギターで参加すると思うし新しい最高のドラマーもやっと見つけた。最近はずしがないから、ええライヴやると思うよ」
PROFILE/メスカリン・ドライブとニューエスト・モデルのメンバーが合体して93年結成。メンバーは中川敬(Gu,Vo,三線)、伊丹英子(Gu,Vo,ブズーキ,チンドン太鼓)奥野真哉(Key)、河村博司(Ba)による日本最強ロックンロール・バンド。阪神淡路大震災後ソウル・フラワー・モノノケ・サミットとして被災地での演奏活動も精力的に行っている。
オフィシャルサイト:http://www.breast.co.jp/soulflower
NewAlbum 『Screwball Comedy』
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