WEB BEA VOICE Vol.270 TOP  BACK NUMBER  ARTIST INDEX  BEA-NET
来年のそん時の気分のライヴやろ
●TEXT/HIDEKI ARAKI
  9月30日に行われたライヴで、その熱い想いをしっかりと観客に伝えたBLUES LION。錚々たるメンバーをまとめるのは、あの柴山俊之氏。常に時代のリードする柴山氏に新作とライヴについてインタビュー。
−まずはCBGBで行われたライヴの感想を教えてください
「良かったよ、すごく。1〜2曲目で(どんなライヴになるか)わかるんよ。昨日は“良いライヴになる”って感じたしね。変な言い方やけど、じーっと見よる感じも良かったし。歌詞はけっこう間違ったけど」
−柴山さんたちの内なる熱い想いとか、パワーが伝わってきました。
「パワーはみんな変わらんと思うけどね。オレは客に伝えるためにしか歌いよらん。それはステージに上がったら普通 のことやし、今日の気持ちが伝われば良いと思う。ステージに上がったら、まな板の上の鯉っていうか、逃げ道ないけんね。あるがままの姿でバーンっていって、“コワイ”でも“かっこいい”でも何か思ってくれることが第一やし。受け取り方はどうでもいい」
−アルバム『X-01』には柴山さんの音楽観とか、ブルースが詰まってますね。
柴山「ただコピーするブルースやないけん。あつかましく、かっこよく言うなら、オレが持っとるブルースを出したかったし、そういうことを出せるバンドを作りたかったんよ。そこから出発しとるけん、それが出らんかったら失敗やけど、これは成功というか、一番気に入っとうかもしれん。それは過去の音楽がダメとかじゃなくて、この年になって、やっとオレにしか出来ないモノがわかってきたのかな」
−M4『HERE COMES HIGH』の歌詞は柴山さんが今の若者に言いたいことなんじゃないかと思ったんですが?
柴山「どういう風に取っても構わんよ。そう思うこともあるし。オレの場合は、若い子とオレを隔離して生きてないし。そんな子と話したりすると、そういう風に見えることもある」
−若いバンドをどう見てますか?
柴山「どんな人でも基本的にライバルやろうね、同じステージに上がっとる以上。そのかわり(若いバンドを)下にも見らん。50過ぎてスターになりたいとも思うしね。日本にそんな人おらんやろ。そんな人になれたらいいなて思う。ある意味、やってることに対して今でもオレはNo.1やと思っとるよ。それを思っとかんとやれんしね。オレは誰とどこでやっても良いんよ。それでオレたちの音楽が変わるワケやないし」
−ステージで裸になられますけど、鍛えているんですか?
柴山「泳ぎにだけは行きよるよ。歌うために持久力と瞬発力が必要やけん。それにオレのライヴには、喋って息を整える時間もないけんね。それに裸はオレにとってステージ衣装やけん、かっこ悪いのを着るワケにはいかん」
−来年1月の大牟田ライヴはどんなモノに?
柴山「らしいよね。来年の話やけんあれやけど、来年のそん時の気分のライヴやろ、いつでも準備は出来とるけん。上手くいけば、福岡でも出来るかもしれんよ。それに新曲もアリやろう。まぁBLUES LIONは完成されたバンドやないし、ずーっとしていきたいバンドをトドメで作ったようなもんやけん、いいライヴが出来るようにプールに行って、酒も控えて、それだけですよ」

PROFILE/97年頃に柴山俊之(Vo)、下山淳(Gu)、奈良敏博(Ba)、大島治彦(Dr)という、泣く子も黙るメンバーで結成。柴山氏がリスペクトするブルースをベースにしたサウンドからは、かっこいいブルース・サウンドに加え、5人の心から湧くブルースが滲み出ている。
オフィシャルHP:http://www.smileys.co.jp/shibayama.html

Album 『X-01』
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