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| 昭和の伝統芸をクラブ的にアレンジ |
| ●TEXT/HIDEKI ARAKI |
9月にマキシシングル『せぷてんばぁ』をリリースした彼ら。切なさと儚さが漂うこの曲はイメージを覆す曲だが、サウンドやアレンジのセンスはやっぱスゴイ。そんな曲ことなどをバンドの核である横山剣氏に聞いた。−『せぷてんばぁ』はクソ暑かったこの夏が切なく思える曲ですね? 横山「そうですね。無理矢理そう思わせちゃってますね。元々ライヴでは2〜3年前からやってるんです。それにライヴ時にリクエストカードをお客さんに書いてもらってるんですが、この曲がベスト5くらいに入ってるんですよ。それほど人気があるのにライヴ盤以外には入ってないので、本来やりたいスタイルで出しました。こんな曲はいっぱいあるんですけど、ウチは曲が多すぎて...。結局出す時はウチら的に無難な曲を出してしまうんですよ。『せぷてんばぁ』はウチら的には無難じゃなくて、“こんなんやっちゃっていいの”って地味な曲なんですよね。それで変わっちゃったと思われるのも困るけど、ここらで出しとかないと『プレイボーイ』とか『男気』みたいなのばっかり期待されても困るから。色んな曲をやるんですよ」 −今回は女言葉の歌詞ですが? 横山「中条きよしさんの曲じゃないけど、加害者側が被害者の気持ちを歌ってるんですよ。他にもこんな曲を歌ってる人が居ましたけど、これって昭和の伝統芸だと思うんです。それをクラブに対応できるようにしたくて、ボッサ風にして須永(辰緒)さんにも参加してもらった。実は女言葉の曲も多いんで抵抗もないし、女言葉も女装と一緒で、一回やるとクセになるんですよ」 −和製ボッサ的なサウンドも良いですよね 横山「楽器の構成とか構造上はブラジルっぽくしてますね。でも、歌メロはもろに日本。このふたつの融合ですね。簡単に言うとダサカッコイイというか」 −良い意味でこれまでのイメージを覆しますよね。 横山「横浜で月に2回やってるライヴにいつも来てる人には自然な流れなんですけど、それに来てない人や地方の人はそう思うでしょうね。これが物足りない人は『肉体関係』などを聴いて、来年のアルバムまで我慢してください。『せぷてんばぁ』にはファンシーな毒も入ってるんですけどね。だから敢えてひらがなにしたんですよ」 −C/W『かっこいいブーガルー』の中に“かっこいい世界はきっとある”って言葉があるんですが、横山さんの思う“かっこいい世界”とは? 横山「世界じゃないんですけど、かっこいいのは粋だなって思うモノですね。それはちょっと笑えてマヌケなんだけど、やっぱりかっこいいモノ。例えば、中古レコード屋とか古着屋なんかでも、そんなことを考えてチョイスします。みなさんも世の中の情報に流されずに、自分だけのかっこいいモノを探した方が良いんじゃないかと思う」 −アルバムにはいつぐらいから取り掛かるんですか? 横山「年末くらいからですね。今でも曲の良い悪いは別としてかなりのストックがあるし、これから新曲も出来ちゃうし」 オフィシャルHP:http://www.djr69.com/ckb/ckb4.htm |
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