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京都発、制約なき穏(音)響電子音楽
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●インタビュー・構成/SATOSHI MATSUDA(CRJ-FUKUOKA)
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エレクトリック・ミュージックも永い時を経て、実に様々なスタイルが生まれているわけだが、今最も注目されているのが「エレクトロニカ」といわれるスタイルだろう。それをどのような音楽か、と説明するのはそのエレクトロニカと呼ばれる音楽スタイルの自由度の高さゆえ、一筋縄ではいかない。つまり、それらのエレクトリック・ミュージックをとりあえず一言で括るためにあるのが「エレクトロニカ」という言葉なのである。
京都在住のレイ・ハラカミもまた、その独自の音楽性ゆえ「エレクトロニカ」と分類されるアーティストの一人だろう。今年4月に発売された通
算3枚目のアルバム『red curb』はエレクトリック・ミュージックであることは確かなのだが、時節顔を出すアコースティク・ギターetc.による穏やかな雰囲気、変調の多い曲構成と、どうも一言で「テクノ」とは言いきれない作品である。では、彼はこれまでにどのような音楽に影響を受けてきたのだろうか?「個人的にはエレクトロニクスというところに実はあんまり重点を置いてやってるわけではないんで、パッとは言えないですけど。YMOも細野晴臣も坂本龍一も聴いてたし、という感覚はあるんですけど。一応公言しているフェイバリット・アーティストはロバート・ワイアット」 ロバート・ワイアットは、元ソフトマシーンというバンドのメンバーであり、カンタベリー(ジャズからの影響を強く反映したロック/ポップスの総称)の代表格でもある。「声のないシンガー・ソングライター」と称されることもあるハラカミの作品から溢れる温かで穏やかな雰囲気を知る人なら、この発言は納得できるのではないだろうか。 そんな彼の作品は、いわゆるテクノといわれる音楽が「大きな音でガンガンに踊りたい!」という気にさせられるのとは違い、音数も少なく、家でゆっくりと耳を澄まして聴きたくなることが多い。 「個人的にはアルバムは家で聴けるように作ってるんですよ。で、ライヴはライヴで家で聴けないものをやろうと。だから人によってはお客さんでも、ああいう音楽をどうクラブで?おうちにいるみたいに聴けってどういうこと?って思いながら来る人は多いと思うんだけど(笑)。それはまぁいいかな、と。だってクラブでしかありえない音像・音圧ってあるから」 事実、彼のライヴは実に楽しいものである。もちろん踊ることも出来るし、クラブ特有の音像に耳を傾けてもいい。曲の合間に「独身男は肉じゃがに弱い」なんてサンプリング・ヴォイスを入れたりするライヴならではのユーモアも何か嬉しくさせられる。 そして、10月31日には新曲、リアレンジ、リミックスを収録したアルバム『レッドカーブの思い出』が発売される。リミキサーには大野松雄(アニメ『鉄腕アトム』の音響技師。なんと72歳!)、インドープ・サイキックス等など一癖ある面 子が揃っていて、こちらも楽しみである。 海外での評価も非常に高く、12月にはフランスはパリでのライヴも決定しているという。 「おフランスはおパリのオシャレ野郎どもにライヴをぶちかましてきますよ(笑)」という彼の今後の活動に期待したい。 |
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■オフィシャル HP http://www.sublimerecords.net |
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Album 『trance of red curb" dedicated from rei harakami (レッドカーブの思い出)』 Sublime Records/Musicmine ID/ ¥1,260(tax in) NOW ON SALE! |