WEB BEA VOICE Vol.271 TOP  BACK NUMBER  ARTIST INDEX  BEA-NET
『Polaris』から始まるPolarisの音世界
●TEXT/NAOMI KUBOYAMA
 オオヤさんが柏原さんと一緒にバンドをやるらしい。という噂を昨年耳にしてから一体どんな音を産出すのだろうと個人的にも非常に楽しみにしていた。バンド名がPolaris...「ふむふむ」。音はダブっぽくて気持ちいい...「うー早く聴きたい」。ドラムには坂田学さんが入ったらしい...「なるほど」。と断片的に情報が入る度に期待が高まっていった。そして『Polaris』というアルバムが届けられ、それはとても気持ち良く、ふわふわ・ゆらゆらと胎内で優しく包まれ揺れてるような感覚は夢と現実の狭間の世界へとやさしく誘ってくれる。
「『Polaris』ここからが3人の作品であるというスタートだからね」(オオヤ)
Polarisはギター&ヴォーカル・オオヤユウスケ(ex-LaB LIFe)ベース・柏原譲(ex-Fishmans)ドラム・坂田学(sapoten)の3人からなるバンド。スタートであるアルバムはシンプルだけど一つ一つの音が響いてきて柔らかい、温かい、優しい感情が湧いてくる。
 4曲という中にアルバムとしての聴きごたえがたっぷり備わった幾重にもなる音絵巻を見ているかのように感じる。
「聴いてもらう時普通はこうだからという型を気にしないで聴いて欲しい(オオヤ)」
「そもそも音楽の意味からして、4分半じゃなきゃいけないとかは無意味で、日常生活で3分半4分半はあまりにも短いと感じてるし、もっと自由に表現していきたいね(柏原)」
Polarisを結成した頃を振りかえってみると?
「いろいろ考えるより音を出せる事の方が喜びで、スタジオに入る事も新鮮だった、スタジオ会員になってみたり(笑)制約のない本当にゼロからだったし音楽の基本的な事を思い出したね。結成して初めて人前でライヴやった時もライヴやれる事が嬉しかった。MCも「いいね〜楽しいな〜」とずっと言ってたしね(オオヤ)」
「見てくれてる人がいる前でやるのは楽しいしそれは自分達で作って創めてるから感慨深いものがあるよね(柏原)」
「初めて一緒にやった時の感触が良かったから続けていこうかなって思った(坂田)」
 こう話す彼等、確かに音楽にたずさわる初期の頃の衝動、感動が音からも滲みでている、それは先日Be-1で行われた“スヌスポ”ライヴでも充分に伝わってきた。そして、気持ち的部分でもしっかり繋がっている3人だからこそ、純粋な音楽として幸せな気持ちを表わせているのだろう。
 セルフ・レーベルFamily Songについて伺うと
「自分達で気持ち良く作れる環境を作っていきたいとつねづね思っていたから、その大切な場所ですね(オオヤ)」
気持ち良い環境=Family Songを得たPolaris、その音世界はふわふわと空気を流れて私達へと辿り着く、でもそこが終着では無く時空を超えてどこまでも流れていくんだろう。
 そして、まだ見たことのない世界へと導いてくれる。その入口が『Polaris』であって、これからその世界はどうなっていくのだろう、きっと涙が出る程幸せな時間が流れる世界になるであろう、そう思うだけでほら、幸せな気分になりませんか?

PROFILE/2000年11月オオヤユウスケ(Gu+Vo)柏原譲(Ba)によって結成。今年3月坂田学(Dr)が加入。3人が織成す漂うようなダブ・ポップなサウンドはたちまち話題となる。★Polaris=北極星。大陸弾道弾ミサイルの意
オフィシャルHP:http://www.polaris-web.com/

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