WEB BEA VOICE Vol.271 TOP  BACK NUMBER  ARTIST INDEX  BEA-NET

『Snu-Spoに行ってきました!』
スヌスポ 第0回
Polaris/DRACO/SURGELY AFRO
2001.10.18(Thu) at DRUM Be-1
TEXT by NAOMI KUBOYAMA PHOTO by TOMOFUMI YAMADA
 雑誌『スヌーザー』と『スポッティング』が共同で企画した、ライヴ・イベント“スヌスポ”の記念すべき第0回は東京、名古屋、大阪、そして我らが福岡でも開催されました。こういうライヴ・イベントって3大都市止まりが多い中、福岡でやってくれたことに、まず感謝。新鮮で個性的な音をリラックスして楽しむ自由な空間作りを目指した企画意図にも感謝、そしてバンド・セレクトに、とっても感謝な夜になりました。
 ゆるやかなライトに包まれて、ヴォーカル&ギター=オオヤユウスケ(ex-LaB LIFe)、ベース=柏原譲(ex- Fishmans)ドラム=坂田学(sapoten)からなるPolarisはしっかりとそれぞれの音を奏で始めた。ダブをベースにポップさと琴線に触れるメロディーとが絶妙にミックスされたその音は心地良さと、しばし日常を忘れてうっとりと夢心地な気分を与えてくれた。5弦ベースは優しく、ヴォーカルもふわっと空気中を泳ぎ、ドラムがずしっと響く。最小限にして最大限なサウンドに身を委ねていると、純粋な気持ちになっていく。『Slow Motion』で「忙しい時計のリズム ふわふわ 人は戸惑っている」でも最後には「笑いあえるはず」と唄う。流れの速さに戸惑う世の中だけど、ゆっくり、自分のペースで歩いていいんだよと教えてくれるようなPoralisの音世界は身体に沁みまくった。
 続いてはDRACO。ヒップでホップでダブでロックな中にあるアジアっぽさと、ループしていくビートにのるミーマのヴォーカルは力の抜けさ加減が丁度イイ。唄いながらの空手風型も、正にアジアというか“ニッポン”を際立たせていた。アメリカのインディー・レーベルからCDがリリースされ、逆輸入という前ふりが付いてまわるDRACOだけど、色んな物が雑多にミックスされた東京の街で産まれた音はボーダレスであって、そんな細かいことはどうでもイイじゃん、楽しんだもん勝ちをクールに表現していた。
 トリを飾ったのはSURGELY AFRO。福岡ライヴは2度目となる彼等。楽器セッティング、音合わせから自然に『MUD NINE』へと。ジワジワと高揚させていく感じとエッジの効いた音とノイジーであってスウィートなヴォーカルは、骨太さと優しさを共有する彼等独自の世界。『TURN IT ON』ではJAZZ、FUNK、ROCKと様々な音楽の片鱗が見られ、今後の期待へと繋がっていく。それにしても音のひねくれ度とヴォーカル土屋氏のステージ・スタイルは要注目だったな。  いよいよ次回が第1回となるこのイベント。楽しみに待ちたい。

【Polaris】 M1.瞬間/M2.ポラ1/M3.光と影/M4.Slow Motion
【DRACO】 M1.DRACONIC DISCO DOG/M2.DRACOME DOWN M3.THE SLACKER/M4.BUTTERCUP M5.NOISE AND LIGHT/M6.SCIENTIFIK LONGHAIR M7.UNFINSHED SOUL/M8.IF YOU WANT TO
【SURGELY AFRO】 M1.MUD NINE/M2.OH!NO/M3.X her/M4.What your Music/M5.TURN IT ON/M6.VIOLENT 5 M7.Heavy Dandy, Lady Candy, Radio 9/M8.Rat