キングスネーク伝説

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Legend of KingSnake

【四人はアイドル】

ミュージック・ライフで「EIGHT ARMS HOLD YOU」(HELPの仮題)のロケ風景とかが紹介されていて、今か今かと首を長くして待っていた映画をやっと見る事ができる。海岸で歌うシーンや戦場(?)で歌うシーンや、なんとビートルズがスキーまでやってしまうという星加ルミ子編集長の記事を読みながら、日本での封切りを期待して待っていた。
その日、第一回目の上映から入場し、ワクワクして待つ事十数分。。
ビィーと映画館独特のブザーが鳴って、場内が暗くなり、スクリーン前の緞帳がスルスルと左右にさがっていく、ついにビートルズ映画第二弾が始まる。1965年冬、ビートルズ映画第二弾「HELP四人はアイドル」は第一作とはうって変わって総天然色、おまけにばかばかしいストーリーもある映画となって僕らの前に現れた。
「カイリーッ」黄金のマスクをかぶった新興宗教の教祖が呪文を唱える。まだ、ジョンは出てこないのか、ジョージはまだか・・・。スクリーンを信者達が走り回る、リンゴがどうだとか言っている、いや違う、指輪だった。
 まだかまだか、一瞬スクリーンの色合いが変わる。「HELP、アニーッサムバーディ、ヘーップナッチュエニィバーディ」突然ジョンが歌いだした。
かっこいいーっ。アルバム「ヘルプ」は何回も聞いていたけど、やはり色付きで動くビートルズはたまらん。ィヨゴナルーッザッガーはこんな感じで録音されたのか、その日の最高のシーンだった。
 冬休みのある日、畳をはぐり、床下にたたみ一畳分の穴を作った。穴の周囲に板を張って四角い箱を作った。隙間には目張りをして、すきま風が入らないようにして、ジョン・レノンと同じベッドが出来上がった。
ベッドの中にいつもの布団をいれて、「悲しみをぶっとばせ」のあのシーンを再現すると、目をさますと僕はジョン・レノンになっているに違いない。
翌朝僕は風邪をひいただけで、ジョンにはなっていなかった。これぞ、義務教育最後の冬休みの思い出だ。

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