


|
- 【修学旅行はクリフ見学】
クリフ・リチャードといえば、96年ウインブルドンで雨のため試合が中断したときアカペラで歌っていた40年来のキャリアを持っているイギリスの国民的歌手だ。
「淋しいだけじゃない」「ムーブ・イット」「ダイナマイト」といったシャドウズ(クリフのバックバンドであり、世界的なインスト・バンド)がギンギン弾きまくる曲が好きだ。 一般的には「コンスタントリー」「エバーグリーン・ツリー」「コングラチュレイションズ」等に代表される通り女性ファンが多く、ロック・ファン男の子にはそれほどはまりこんだ人はいないだろう。
僕らの修学旅行は日光と東京だったが、東京に泊まる夜、日本武道館でキリスト教の伝道集会が行われる事になっていたのだ。その集会には ちょうど来日公演中のクリフ・リチャードもクリスチャンとして参加する事になっていた。歌は歌わないだろうが、せっかくの機会だからと見に行く事を計画していた。
1967年10月21日の夜は自由行動だったので、同級生を誘ったが、ACBかどこかに行くの者ばかりだった。結局ひとりで武道館へ行く事になった。 僕は、中学生の時まで日曜学校に行っていたからか、キリスト教には抵抗はなかったし、すんなりと武道館へ足が向いた。
コンサートの雰囲気なんて有りはしないのだが、ビートルズがここで歌ったのかなんて思いながら武道館を見て廻った。ちょっと遅れて会場に入ると、ビル・グラハムが既に説教をしていた。(ビル・グラハムは伝道司で有り、フィルモアともカー・レースとも関係の無い別人です。)
退屈だったが、クリフが出てきて話しをして賛美歌を歌った時は、懐かしい人に出会った時のような気持ちがしてきて良かったと思ったものだ。しかし、それ以降、僕の部屋のシャドウズのレコードは何枚も増えたが、クリフのレコードは増える事はなかった。
|