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- 【ウオーカー・ブラザーズ・イン・福岡】
「太陽はもう輝かない」、「孤独の太陽」、「ダンス天国」などのヒットと共にイギリスから登場した(実はアメリカ人)ジョン、スコット&ゲーリーの三人からなるウォーカー・ブラザーズは、ラモーンズのように姓が同じメンバーで作ったグループのはしりだ?!。
イギリスでの人気も手伝って、我国でも大旋風を巻き起こり「孤独の太陽」「ダンス天国」が日本では大ヒットした。
彼らの日本での人気はチョコレートのテレビ・コマーシャル出演の効果が多分に影響したと言えるだろう。三人がCMに出演し、声よし歌よしの一番の人気者スコット・ウォーカーが「***チョコレート、おいしい」と一日に何度も言うのだ。
おまけに、チョコレートの景品として彼らのポスターがもらえたのだ、それも何種類ものポスターが有るのだからさぞかし売上に貢献した事だろう。
1967年にプロモーションで来日したのが、猛威的な人気のきっかけとなったのだが、そのすぐ後イギリスで惜しまれながら解散してしまった。これで納まらないのは、煽るだけ煽られた日本のファンだ。
信頼すべき音楽雑誌によると、彼らウォーカー・ブラザーズは日本のファンのためにだけ、1968年1月に再結成して日本各地でコンサートをやってくれると発表しました、なのだ。ロック・バンド再結成コンサートの元祖はきっと彼らだろう。
福岡は九電体育館でコンサートが行われた。数名のバンド・マンはイギリスから同行してきたが、ホーン・セクションが日本で探したトラだったものだから、ちょっとしたミスが目立った。
今でも覚えているのは、オープニングのダンス天国のイントロが一曲分はあろうかと言うくらい長かったこと、ディジー・ミス・リジーでジョン・ウォーカーが弾くテレキャスターの音に魅せられたことだ。
=コンサート会場にはカメラの持ち込みが禁止されるケースが多いが、昔はそれほど厳しくもなかったのか、僕は当日会場でバチバチ写真を撮ってはウォーカー・ブラザーズのナマ写真をばらまいたものだ。
九電体育館の次の会場は大阪だったが、その時の実況録音盤(live)がダブル・アルバム「イン・ジャパン」として発売された。九電体育館でのコンサートとまったく同じ曲目、構成で歓声でさえ全く一緒だった。ずっと再発される事もなかったが、イギリスでCD化されているようだから、不二家のチョコレートを食べながら聴いてみて欲しい。
ウオーカー・ブラザーズを語る時忘れてはならない事がある。
世はまさにグループ・サウンズ全盛だったが、スパイダース、ジャガーズ、カーナビーツをはじめ多くのグループがつめ襟のの軍服をアレンジしたような衣裳を着ていたこともあって、ミリタリー・ルックというスタイルが流行していた。最右翼は、サージェント・ペッパーズジャケット写真でビートルズ着ていたものだろうが、シャツの肩の所にベルトのストラップを通すための肩章のようなものを着けただけのシンプルなものもあった。
ところが、スコット・ウォーカーがつめ襟の学生服を着て歌ったものだから、いやいや着ていた学生服が身近なミリタリー・ルックとして脚光を浴びる事になった。乃木服だから当然ミリタリーであることには違いないのだ。

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