「芸は⼈なり」と⾔うけれど、声や所作が演者の個性を⽣み、
それぞれの⽣き様まで表現に反映されてしまう点で、落語と⾳楽は響き合うのだろう。
想像⼒を喚起され、噺や詞曲から情景が浮かぶのもしかり。
戦前から戦後にかけて⽇本の芸能史にその名を残した喜劇⼈の古川ロッパ⽈く、「歌は語れ、セリフは歌え。」だそうだ。
そう、落語と⾳楽は⾮なるものなれど、似ているのだ。
未曾有の災禍に、幾度も舞台に⽴つ機会を失ってしまった同時代に⽣きる表現者たちが、
⼤切な場所を取り戻すために繰り広げるコラボレーションがエンタメの未来を拓く。

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